今年やったゲームを振り返るだけ

はじめに


どうもスニーカーというものです。普段からストーリーもののRPGがクッソ好きで一人で消化するだけだったんだけど良い機会なので言語化することにする。

今年やったゲームは
ペルソナ5S
ゼノブレイド3 新たなる未来
AbsentedAge2 依代の章
オクトパストラベラーⅡ
イースX
Eternights
Tales of Arise Beyond the Dawn
STAR OCEAN THE SECOND STORY R

全部何もかも書いてたら時間かかるから評価項目を作ってざっくりと説明していくよ。

ペルソナ5s

戦闘
・ボス戦 7/10
・雑魚戦 7/10
ストーリー 10
キャラクター 10
BGM 10


一見無双ゲーに見えるがゲーム性としては普通のアクションRPGに近い。
ペルソナ5の探索をよく落とし込んでいて、名前持ちのペルソナ(ジョーカーの力にできるペルソナ)には弱点とシールドが用意されていて、シールドを削り切るとそのペルソナに向かって総攻撃という名の広範囲大ダメージを与えられるので、弱点スキルを打ってダウンさせて総攻撃という原作を踏襲した戦闘を楽しめる。
ちゃんとスニークから奇襲を仕掛ける動きをしないとおそらく負けることは無いだろうが、MPリソース管理が難しくなる仕様になっている。効率よく進めるためには可能な限りギミックを利用するようにデザインされている。
ちゃんと考えなしにスキル打つと雑魚戦1回でMP全くなくなる。
ヒリついた戦闘こそ起こらないがどれだけ効率よくゴリ押すかを考えて進めないといけない仕様になっているのが特徴

総攻撃とスキルを打たないと減らない雑魚戦youtu.be


一方ボス戦ではおそらく10分以上戦闘することになる為、打つスキルは基本的にバフ・デバフ・回復が多くなり、ジャスト回避してシールドを削って総攻撃して大ダメージのサイクルを繰り返すよくあるアクションRPGに変わるのだが、無双ゲーライクである為に通常攻撃がクッソ前進するので攻撃してたらボスにめり込んでカメラが荒ぶる現象が頻発する等、両立してる故の欠陥があるのでその辺の位置調整が問題なければ楽しめるだろう。

硬すぎるボスyoutu.be


本作の時系列ペルソナ5から約半年後夏の出来事でありこのような系統でよく見られるifなんちゃってファン向けストーリーではなく正当な続編である(芳澤いないけど)
前作では典型的な「悪い大人」を成敗する話だったが本作は私利私欲で虐げるような根からの悪人ではなく、どれも反逆心で大衆を操り復讐を行う人物であるというもので、ストーリー各所で主人公達と対比が行われる

前作の街探索で情報集めてから攻略したり、探索ついでに怪盗団メンバーと話せたりとペルソナ5シリーズとしてやって欲しい事はやってくれてる(絡みが少なかった奥村春の掘り下げやダチ想いの竜二だったり)


本編がストーリー重視のシナリオに対して、怪盗団メンバーと対比して語られるストーリーテリングな為、より怪盗団に愛着が湧くだろう


アクションゲームである為本作はよりアップテンポなアレンジ曲が多いが素材が良すぎてどうアレンジしても神曲


他アクションゲーム等と比較するとBGMはよく聴こえるようにデザインされている為戦闘中でもボーカル付きのオシャレな曲がよく聴こえ戦闘を盛り上げてくれる

筆者はHARDでプレイしたがそれなりに失敗するヒリつくボス戦を楽しめたのでまあまあ楽しめた。(ダンジョン探索は冗長すぎて少ししんどい)


総じてペルソナ5が好きなら買って損は無い

ゼノブレイド3 新たなる未来

戦闘
・雑魚戦 7/10
・ボス戦 7/10
ストーリー 10万
キャラクター 10億
BGM 10兆
神。ゼノブレイドシリーズを進めてきたならやらない意味がないファンサービス、ストーリーBGMシステム含めて不満点などどこにもなかった。

問題点があるとすれば、そもそも3本編ですら前作既プレイじゃないと要所要所で怪しかったのが
前提として新たなる未来は1、2プレイ済じゃないと2割程度しか楽しめないし、可能なら他ゼノシリーズも既プレイが望ましいという仕様であり、完全にゼノファン向けの作品に仕上がっている。


ゼノブレイドシリーズ通して言えることだがやはり魅せ方が上手かった。本編最初のムービーでシュルク、レックス、Zが共闘し、アルヴィースと敵対している構図から始まり、そこから本作主人公マシューとエイちゃんのシーンに切り替わるのだがエイのタレントアーツの説明でいきなり未来視の説明が入る。

そう未来視の説明が入るのである。未来視の単語が出て興奮しないゼノブレイドプレイヤーは存在しないのでわざとそのような説明を入れるところにこの作品はファン向けの作品であることを示唆している(※拡大解釈)


新たなる未来についてはもうプレイする人はするし、しない人はしないゲームで説明しても仕方ないのでプレイする人は


ゼノブレイド1,2,3及びdlc全てを履修してから始めてください。 以上

AbsentedAge2 依代の章

戦闘
・雑魚戦 8/10
・ボス戦 9/10
ストーリー 9
キャラクター 7
BGM 10

store.steampowered.com


"続・シームレスにARPGSRPG(ローグライク戦闘)が切り替わる新感覚ミックスジャンルゲームです。 多彩なスキルと着せ替え衣装、そして曲者ぞろいの学友たちとランダム生成ダンジョンを踏破し、 実体を失った少女を巡る異変の真相を暴き出しましょう!"
steamの説明引用

相手の攻撃の後隙に攻撃し有利な状態でSRPGをスタートするyoutu.be

前作AbsentedAge 幽玄の章が前編の依代の章が後編の2作品からなるゲーム
前編で伏線巻きながら主人公カレンの失った記憶を取り戻す旅をし、後編では半分以上の記憶を取り戻したのにかつてほどトランペットを上手く吹けない自分に苦悩しながらも石にされてしまった学友の心のダンジョンを探索していき、助け合いながら真相を探求していくストーリー重視のローグライトゲーム

ボス戦もARPGでシールドを削ってSRPGに移行というスタイルyoutu.be
始めて見ると感じるのが、曲とストーリーがめちゃくちゃ相性いい。それもそのはずでこのゲームはシナリオ、BGM、キャラデザイラスト、もちろんゲーム自体も全て一人で開発している。正気じゃない
それでいて多量の1枚絵、上下頭まで大量の着せ替え衣装。前後編合わせて50曲以上のBGMと値段以上の労力が確実にかかっている。正気じゃない。


ではストーリーがどうなのかというと。前編が7点ほどだったのだが後編は余裕で10点つけられる。
1では主人公が記憶喪失で基本的に1つの視点で物語が進んでいく為、お前がわからないなら操作している俺もわかんない状態で都合上主人公とそのマスコットのみで進んでいくので、、ストーリーに入り込むことがそこまでできなかったが今作の2では仲間とのかかわり合いでどんどん移入しやすい展開や苦悩が繰り広げられ、かつ怒涛の伏線回収がされていくのでゲームを進める手が全く止まらなかった。
仲間と苦悩だったりコンプレックスだったり劣等感の話で展開されて解決してラスボスに向けて団結していく流れがマジで理想のJRPGって感じでホントにやってて楽しかった。


BGMはインタラクティブミュージックの使い方が上手い ARPG時とSRPG時で切り替わるBGMの気持ちよさが抜群で戦闘を楽しませてくれるし、それ以外でも挿入タイミング等の演出がまたシナリオを際立たせてくれる。(サントラも販売しているため、通勤時とかノって作業したい時今でも無限に聴いてる。DOLE FAITHマジでいい曲)


ゲームの難易度は結構難しめ。元々ポケダン形式の探索ゲーは初だったのもあるのかもしれないが慣れる前は頻繁にゲームオーバーになった。簡単にMPは枯渇し、MP回復するには歩き回らないといけないし、歩き回ると服の耐久値が減る。囲まれたらちゃんとアイテムを駆使して戦っていかないと簡単にゲームオーバーになるので苦戦した。レビュー書くため起動したらしっかり時間奪われてレビュー書けなくなった








フィールドの移動で曲変わってコロコロ移動するの楽しすぎワロタyoutu.be

前後編合わせて3000円ほどでクッソ楽しめるのでオススメ。というかやって欲しい。
マジでやって欲しい


オクトパストラベラーⅡ

戦闘
・雑魚戦 6/10
・ボス戦 9/10
ストーリー 6~9
キャラクター 6
BGM 10

「HD-2D」というフォーマットで成功したシリーズの2作目
最近では様々なリメイク作品にも流用されているこのフォーマットの元祖であるオクトラの続編


オクトパストラベラーはO C T O P A T H  それぞれを頭文字にもった主人公8人からなる群像劇的な物語が展開される。
基本的に主人公8人がシナリオとして互いに関わることは無く独立している。

2からやったが問題なく進められたので棒大作ノポン印のRPGのように前作を知らなくても問題ありません(大嘘)のようなことにはなっていないのでRPGのオススメを聞かれたら安心してオクトラ2をおすすめできる。


っぱBGM神過ぎる。戦闘BGMや勝利ファンファーレBGMもいいし、風鳴りや草木の揺れる音のみを用いる演出の使い方も上手かった。フィールドコマンドが各キャラに用意されていて、それがストーリーに組み込まれていて選択をユーザーに委ねる魅せ方は時に辛い選択自分の手でしないといけなかったり、時にワクワクするような展開になったりとストーリーを彩る良いアクセントになっていた。
ボス戦はインタラクティブミュージックになっているのだが、変化があまりにも自然すぎて繋がっていることに気が付かなかった。シンプルにすごい。




良くも悪くも8人のストーリーが別々に展開されるのでそれぞれのシナリオの深掘りが足りなかったり、キャラクターの解像度が不足するのは好きになれなかった。とはいえこれは私自身がそういうキャラクター同士の掛け合いが合って精神的に成長し合うストーリーが好きなだけなので好みの問題だと思う。順番に進めていくとどうしても好きじゃないシナリオも挟むことになってテンション落ちながら次のストーリー進めたりすることもしばしば合った。
BGMが良すぎるため無理やり盛り上がる部分も多い。マジでBGMゲー



古き良きRPGフォーマットのゲームがしたいって言われたら迷わずオクトラ2と言う

イースX

戦闘
・雑魚戦 10
・ボス戦 10
ストーリー 9
キャラクター 10
BGM 9


アドル・クリスティンが60歳くらいで消息不明になるまでのあーだこーだな冒険譚シリーズなんだけどほんとに面白かった。

このゲーム去年今年でゼノブレ3に続いて面白かった最高のゲーム
演出がいいyoutu.be
一番良かった演出について
このゲームは操作が簡単な爽快アクションRPGになっていて、他アクションゲームだったらジャスト回避で実装しているところをジャストガードにすることで難易度を下げいてる。ガードになったからって爽快感が消えるわけではなく、その逆で多少下手でもスキル中はアーマーが付与されてダメージ下がる仕様でガードをブレイクされてもリスクがほどんど存在しないゲームなので。自分の好きなテンポでアクションできるのが本当に手触りが良かった。相手の大技も分かりやすく赤色オーラを纏いながら特徴的なチャージ音がなるため準備がしやすく、尚且つ特殊演出が用意されている。


この特殊演出が最高だった。そもそもこういうARPGって戦闘シーンが入っても一旦コントローラーを置けたり、一呼吸入れられる時間があったり、そもそも戦闘後に描写されたりと一度現実に戻す時間が存在していたのだがイースXはそうじゃなくてジャストガードから数秒のシーンが挟まる仕様になっており、主人公や敵キャラ達がどのような戦いを繰り広げているのか、どのような表情をしているのかを描写してくれるため、戦闘中にその解像度が上がるのが良かった。さらにカメラワークも非常に良く作られていて、盛り上がる高速カメラワークから、ヒロインカージャの決め顔だったりドヤ顔だったりが映されてカッコいいし可愛いんだこれが。

序盤のボスからもう既にスキイイイイってなるyoutu.be



シナリオも確かに驚くような展開があったり、怒涛の伏線回収があるわけじゃないがキャラクターの魅力をよく引き出していて、特にラスボス戦闘までの展開は最高に粋で思わず「アチィィィ」と声に出てしまうほどだった。JRPG好きならこういう展開良いだろ?って演出だったりをやってくれるし、ペアもののシナリオだったらこんな絆を深めるイベントも王道だろ?って要素も外さないのでプレイしていて「あ~~~~分かってるなイースX」って何度思ったかわからない。



キャラクターもよく立っていて。アドルとヒロインカージャはもちろんだが同じ船の乗組員たちの親子関係を描いた話も良かった。よくある片方を悪くする簡単な方法を取らずに、親の立場、この立場をちゃんと考えられていて、町長と息子の関係だったり準海賊になった姉と残された妹と両親だったり妻が亡くなって飲んだくれになった父とそれを見限ったフリをしてる息子だったり。サブクエストでその辺の関係を追うのも楽しかった。


始める前はナンバリングタイトルで主人公一緒だから初見お断り感して恐怖してた面もあったけど蓋を開けてみたら爽快アクションと最高の演出と最高のカメラワークと最高のキャラクターがついてきた神ゲーだった。
JRPGがやりたいって思ったならイースXをやって欲しい。
マジでオススメ

Tales of Arise DLC

DLC名のサブタイトルをつけなかったのはわざとです
ファンディスク(アペンドディスク)って呼びたい。
本作はテイルズオブアライズの後日談となっていて、本編は正直おまけでサブクエストや道中の会話、スキットが本編になっている。
話すこと特に無いかも。アライズのキャラが好きなら買った方がいい。